広島経済レポート 2008年9月11日号抜粋
広島経済レポート 2008年9月11日号
土木工事向け調査測量で新提案
地下・鉄筋探査に電磁波レーダーシステム導入
ウムヴェルト
土木工事の各種調査測量設計、建設コンサルティングのウムヴェルト(株)(呉市阿賀南八丁目、平賀勝社長)は、米国GSSI社製の高精度電磁波レーダーを使った非破壊探査装置「ストラクチャスキャンSIR-3000」を導入し、新しい測量調査サービスを始めた。少数の試掘穴で建物、道路などの強度を損なわずに測量調査ができるためコストダウンになり、立体的なデータ作成も可能。県内の官公庁やゼネコンに採用を提案する。
ストラクチャスキャンシリーズは、西日本でも数台しか導入例がない最新の地下探査機。独自開発の中心周波数一六〇〇メガヘルツのアンテナを標準装備する。高精度な波形処理技術で、コンクリート内部の鉄筋や道路下の埋設配管、空洞などを探査し、立体的なデータ作成もできる。簡易3D表示にも対応し、従来の電磁波レーダ装置に比べ多重反射が少なく、近接した鉄筋の分離解析能力に優れ、耐震強度の調査などに応用できる、などの特長がある。
なお同社のこのシステムは、安全なまちづくりと土木建築業者の工事技術力向上に寄与するとしてNPO法人アクティブベースくれ(大年健二理事長)の「第四回地域活性化支援制度」で助成対象に選ばれている。
UMWELT.(ウムヴェルト)とは、ドイツ語で『環境』を意味します。あらゆる自然環境と社会貢献につながる豊かな社会を築きあげ、世の中にお役立てすることを目的に企業活動を行います。
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