対談 清水章吾×平賀勝秀 ウムヴェルト株式会社 

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広島の建設コンサルタント  ウムヴェルト株式会社
〒737-0004 広島県呉市阿賀南8丁目1番7号 TEL.0823-76-5855
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対談 清水章吾×平賀勝秀

国際グラフ2009年2月号より
<対談>
ウムヴェルト株式会社 専務取締役 平賀勝秀
俳優 清水章吾
 
清水章吾 平賀勝秀

 
清水
本日は土木設計や測量といった公共性の高い業務で地域貢献を重ねておられるウムヴェルト㈱さんを訪ねました。平成十四年七月に組織及び社名を変更されて現在に至るそうですが、まずはこれまでの経緯からお聞かせ願えますか。
 
平賀
私の父はもともと横浜で会社を経営していたのですが、祖母の逝去を機に地元の呉市に戻り、石油精製プラントの設計や測量などをメインに業務とする会社を始めました。私自身は大学卒業後、測量設計の専門学校で二年学び、広島市内の建設コンサルタント会社に勤務していました。
 
清水
専務がそうした土木の道に進まれたのも、小さい頃から将来はお父様の後を継ぐ意志をお持ちだったからでしょうか。
 
平賀
いえ、父はそう思っていたようですが、実際のところ会社のことは弟に任せて私は建設コンサルタントを一生続けたいと思っていました。しかし私が二十五歳の時にその弟が交通事故で二十二歳の若さで亡くなりましてlそれで父とじっくり話し合いました。当時も不景気な時代でしたが、父は「世の中のお役に立てる仕事を積み重ねることで会社を存続させたい」と私に語り、私は「建設コンサルタントと環境にかかわる仕事で地域に貢献したい」と申しました。そして亡き弟のためにも、父が追い求めている夢と私の夢とを何としても実現しなければと思う気持ちが強くなりました。それが今から七年前のことで、まず環境にかかわる仕事をするためにドイツに渡って半年ほど勉強を重ね、帰国後に冒頭でご紹介して頂いた通り組織及び社名を変更して新たな取り組みを始めた次第です。ちなみに社名の「ウムヴェルト」はドイツ語で「環境」を意味しています。
 
清水
ドイツは「環境先進国」と言われていますから、その環境に対する配慮の高さを肌で感じられたことでしょう。
 
平賀
おっしゃる通りです。中でも一番驚いたのは生物生息空間を意味する「ビオトープ」としての環境条件を備える地域がたくさん存在しており、そうしたエリア拡大のための地道な努力が重ねられているという点でした。
 
清水
昨今、そうした環境づくりへの取り組みが日本でも進んできましたが、当時はまだ「ビオトープ」という言葉すら知らない人が多かったでしょうね。
 
平賀 日本では環境整備は景気の動向に左右される面があり、なかなか予算を割いてもらえません。でも、私は小さいことから、例えば幼稚園や保育園などに池を造ったり、グラウンドを芝生化したりといった取り組みから始め、子供達が自然体験できる場所を提供したい、何年掛けてでも「ビオトープ」を広げたいと考えています。
 
清水
公共事業という観点からも、国や行政はそうした活動には予算を優先的に配分するべきですよね。
 
平賀
既にドイツでは「ビオトープ」は産業として成り立っていますが、日本ではまだまだといったところです。公共事業の見直し論が各方面で取り上げられていますが、ライフラインが一本完成することにより町の活性化が図られるのは確かな事実であり、国や行政は必要な事業と不必要な事業をきちんと見極めて、するべきことは着実に実現してほしいと願っています。
 
清水
全く同感です。実際、御社が現在手掛けておられる業務はそのすべてが公共の利益になるものだと思います。
 
平賀
私どももそうありたいと努力しています。また、「ビオトープ」の環境調査設計の他、土木設計、一般測量、地質及び水質調査、地下レーダ・鉄筋・埋設管・空洞・ひび割れ探査などを手掛けていますが、いずれも極めて専門性の高い仕事ですので、より良い成果を低コストで実現しなければとこのたび米国製非破壊探査装置『ストラクチャスキャンSIR3000』を導入しました。これはまだ西日本では数台しか導入されていない新型機でして、試掘せず建物、道路などの強度を損なわずに探査による地下調査や構造物内部調査ができるためコストダウンに繋がり、立体的なデータも作成できます。
 
清水
積極果敢な経営努力を重ねておられるのですね。さて、最後になりましたが、これからの展望についてお願いします。
 
平賀
平成二十年七月に呉市のNPO法人「アクティブ・ベースくれ」が主催する新規事業に対する助成金制度、第四回地域活性化制度「幸運(グッドラック)」に選出されましたが、それは「鉄筋探査用地下レーダーシステムの導入が、地域の安全な町づくりと土木建築業者の工事技術力向上に寄与する」と評価されたからでした。このことで自信を得ることができましたし、今後も地道に実績を積み重ね、営業エリアも県内から中国地方一帯への拡大をと考えています。
 
清水
ますますのご奮闘を期待しています。本日はありがとうございました。